【復興に向けた活動の記録】若き職人の仕事を守り、輪島塗の伝統をつなぐ
事務所と工場の倒壊によって製造が不可能に令和6年能登半島地震の発災から約3ヶ月、地域経済を支えてきた観光業や漁業などの地場産業への打撃は深刻で、いまだ復旧・復興のめどが立っていない地域も多くあります。その一つである輪島市では、多くの建物が倒壊したほか、市中心部の「朝市通り」で大規模な火災が発生。国指定無形文化財で石川県の伝統的工芸品でもある「輪島塗」も大きな被害を受けました。
200年以上の歴史を持つ輪島塗の製造販売店『田谷漆器店』では、多くの漆器が保管されていた事務所棟と