見出し画像

取材のウラ側を大公開!広報誌「もっといしかわ」in 加賀市

こんにちは!もっといしかわ編集部です。

ただいま絶賛配布中の広報誌「もっといしかわ2025冬季号」ですが、みなさんのお手元には届きましたでしょうか?

今回はその冬季号に掲載されている「加賀市からこんにちは」から、地元で活躍中の人たちやご当地グルメ、加賀温泉郷の穴場スポットなど、誌面では紹介し切れなかった情報や取材の裏側をご紹介していきます!


京都発の人気雑貨ブランドがなぜ山代温泉に?

まずは山代温泉にあるAIUEO 山代温泉店を直撃!カラフル&ポップなデザインで全国各地にファンを持つ、京都発の雑貨ブランド「AIUEO」の直営店です。

2022年にオープンした比較的新しいお店ですが、その独特のセンスが幅広い世代の心をわしづかみ!いまや温泉街の顔になりつつあります。

荒川香織さん

こちらは笑顔がすてきな店主の荒川香織さん。金沢市出身でデザイナーとしても数々の作品を手がけてきた彼女ですが、ここ数年は地域とのつながりを大切にした作品づくりにも力を入れているそうです。

荒川さんがデザインした九谷焼のお皿。ついつい手に取りたくなります

ちなみに山代温泉といえば「あいうえお」発祥の地(山代にある薬王院温泉寺の初代住職・明覚上人が五十音図の創始者と言われている)。全国で人気の「AIUEO」が山代温泉に直営店をオープンしたのも、そんな理由があるからなんです。

五十音アップリケで表札作ろうかな~

お店の目の前には明治期の総湯を再現した「古総湯」が鎮座。ステンドグラスや九谷焼のタイルなども忠実に再現されていて、いつもの温泉とは一味違った雰囲気が楽しめるんですよ〜。

なんだか明治時代にタイムスリップした気分
温泉いえば、温泉たまご!とろっとしておいしかった〜

一度体験したらハマる!湖上のスローな時間

続いて訪れたのは、片山津温泉にあるshibayama slow。柴山潟のほとりにたたずむカフェとカヤック&サップ体験ができる複合施設です。

このお店の魅力はなんといってもその名の通り”スロー”な時間が楽しめること!

柴山潟のパノラマビューを眺めながらカフェでくつろいだり、春から秋のシーズン中は湖をカヤックやサップでのんびり水上散歩したり。とくに女性のリピーターが多くて、中にはカヤックの上でティータイムを楽しむ強者もいるそうです。

柴山潟って魚も釣れるんですって

この日は残念ながら見えませんでしたが、天気の良い日は白山連峰が一望できるのもポイント。湖の色が日に七色に変化すると言われる柴山潟の美しさと共に、フォトジェニックな撮影スポットとしても人気を集めているんです。

軒端秀幸さん

こちらは店主の軒端秀幸さん。もともと趣味でウォータースポーツに興じていたところ、ひょんなきっかけから片山津温泉観光協会からスカウトを受け、インストラクターとしてさまざまなアクティビティを提供するようになったのだとか。

片山津温泉には総湯をはじめ、新旧入り乱れたすてきなお店がたくさんあるので、『shibayama slow』に立ち寄った際は、ぜひ街ブラしてみてくださいね!

路地裏のニャンコも大歓迎

着物と踊りが好きすぎて。新花芸妓しんばなげいぎデビュー!

加賀温泉郷エリアのラストを締めるのは、山中温泉にある山中座。地元の伝統文化である「山中芸妓げいぎ」や「山中漆器」に触れられる複合施設になります。

山中温泉総湯の菊の湯(女湯)と併設しているので、立ち寄ったことがあるという人も多いかも?

こちらを案内してくれたのは、2024年の秋に新花芸妓としてデビューしたばかりのすず音さんと文華さん。二人とも着物と踊りが好きでこの道を選んだそうなのですが、姉妹みたいな仲の良さで取材中も息のあった掛け合いを見せてくれました。

すず音さん(左)、文華さん(右)

年々担い手が減っている山中芸妓の継承者として期待されているすず音さんと文華さんですが、日々のお稽古はもちろん、土日祝日は山中座やイベントでの舞踊やお座敷での活動、そして観光客へのPRも務めるなど大忙し。

そんな二人の姿を見るために劇場に足を運ぶファンも増えているそうですよ。

館内にある大ホールでは、伝統芸能「山中節」の舞も披露してくれました

ちなみに山中温泉ですが、アイスストリートがあるって知っていましたか?

カフェや喫茶店はもちろん、肉屋から薬局まで個性あふれるアイスが勢ぞろい。なんと50種類以上のオリジナルアイスが楽しめるんです。温泉に入った後はもちろん、街ブラのプチ休憩にもおすすめですよ〜。

山中塗の看板が目印
ご当地アイスの自動販売機も発見!

石川県有数の梨の産地で、若き農家の挑戦

続いて訪れたのは、加賀市の小塩辻おしおつじ町。この地域は県内有数の”梨”の産地として知られていて、町内の各地に梨農園が点在しています。

小塩辻で栽培される梨は大玉なのが特徴で、絶妙なシャリシャリ感と酸味を抑えた上品な甘さが味わえると評判なんですよ。

水田芙実さん(左)、小峠銀次さん(右)

こちらは地域おこし協力隊として加賀市で梨農家を目指している、小峠銀次さんと水田芙実さん。なんでも加賀市の移住体験プログラムでの経験をきっかけに、梨農家の道を歩むことを決意したのだそうです。

現在は自分たちの農園を開設する準備を進めているとのこと。これからどんな梨を育てていくのか楽しみですね!

加賀温泉駅に寄り道

所変わってこちらは昨年リニューアルした加賀温泉駅。小峠さんから「石川県オリジナル品種の加賀しずくを使ったドリンクが売っている」と聞いて、帰りに立ち寄ってみました。

こ、これが噂の?

構内のお土産売り場をうろついていると…。見つけました!加賀しずくのチューハイ。ドリンクというかお酒ですね。はい、大好物です。

家に帰って飲んでみたのですが、これが想像以上に美味!甘すぎず、それでいて梨の風味を感じる上品な味わい。1本あたり150円くらいで買えたので、コスパ的にも大満足でした。

見つけたのは加賀百撰街。ほかにも加賀のお土産満載でした!

クリエイティブな子どもたちが、増加中!?

最後に紹介するのは加賀市大聖寺にある『コンピュータクラブハウス加賀』。こちらはアメリカボストン発祥の子ども向けのテクノロジー施設です。

世界各国に広がるコミュニティーですが、なんと日本では初導入。デジタル教育に力を入れている加賀市らしい試みですね!

こんな楽器セット欲しいな~

クラブハウス内には、プログラミング、イラスト、動画、楽曲などの制作活動ができる環境を完備。いつでも無料で最先端の技術に触れることができるんです。

村上あみさん

こちらは館長の村上あみさん。将来のことなどいろいろとお話をうかがったのですが、「子どもたちが自由に自分の好きを見つけて、失敗を恐れず挑戦できる場を提供したい」という言葉が印象的でした。

今後は新しいワークショップの導入や姉妹拠点とのオンライン交流イベントも企画するそうですよ。

大人と子どもが分け隔てなく、仲良く話している姿が印象的でした

以上、伝統文化あり最先端の技術あり。伝統と革新のハイブリッドで進化を遂げている加賀市から、取材のウラ側をお届けしました!


※この記事の取材は令和6年(2024年)11月末に実施されたものです。

今回ご紹介したスポットはこちら☟

広報誌もっといしかわ2025冬季号(2025年1月11日発行)
最新号をデジタルブックで読む
最新号をPDFで読む

この記事が役に立ったと思ったら、ぜひ高評価よろしくお願いします。
↓ ページ下部のいいねボタンをクリック!