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おもしろい番組を作りたい・・・! 燃える若手県職員に密着。

こんにちは。戦略広報課のKです。

みなさんは、石川県庁がいろいろなテレビ番組を作っているのを知っていますか?

県政をわかりやすく伝えたり、石川県の魅力あるヒト・モノ・コトを紹介したり、番組によって目的はさまざまですが、番組制作に携わる私たちのおもいはひとつ。

「おもしろい番組を作って、たくさんの人たちに見てもらいたい!」


でもそれが本当に難しくて…。試行錯誤を繰り返す日々なんです。

「県庁のつくる番組っておカタいんでしょ?」
「どうせ行政の宣伝ばっかりなんでしょ?」
「なんか演出が古臭くて昭和っぽそう」

と思っているあなた!
いえいえ、そんなこともないんです!

というわけで今回は、私が担当する番組いしかわ ワン!!ダフルジャーニーの制作の裏側をご紹介!番組制作に対するおもいなどをお伝えしていきます。

最後に、番組の宣伝もちょこっとだけさせてくださいね。

番組作りで担当している4つのこと

まず、簡単に「いしかわ ワン!!ダフルジャーニー」のご説明をすると、主役のはなちゃん(犬)と飼い主のあいちゃんが旬なスポットを旅しながら、石川県民の暮らしに役立つ情報をお届けする番組で、月に1回(土曜日の午前11:40〜11:55)テレビ金沢で放送しています。

はなちゃん(左)とあいちゃん(右)

飼い主のあいちゃんを演じるのはフリーアナウンサーの徳前藍さん。石川県民なら知らない人はいない超人気者ですよね!

この番組を作る上での私の役割は主に4つ。

① 企画を考える
② 取材交渉・台本確認
③ 撮影の立ち会い
④ VTRのチェック

これをちょっとだけ掘り下げると…。

① まず半年ごとに大まかなテーマを決めます。そこから放送日が近づくと具体的なテーマと「どこにおでかけするか」を細かく詰めて、それをテレビ局に伝えます。

② テレビ局と連携しながら取材先との交渉や台本作り。仕上がった台本をチェックして、内容や流れに問題がなければ、いよいよ撮影となります。

③ 基本的にロケにも同行。スムーズに進んでいるかを見守りながら、機材や荷物を運ぶのを手伝ったり、通行される方を案内したり、「この景色を撮って欲しいです」といった感じで、スタッフさんにお願いすることもあります。

④ 完成したVTRに問題がないか、くまなくチェック。それから放送日に向けてSNSで告知して、いざオンエア!という流れになります。

一番大切にしているのは「どうすれば実際にお出かけしてもらえるか」をしっかり考えること。そのためには、放送時期や旬の話題にも配慮しなくては!

それと紹介するスポットに動物が入れるどうかも超重要。ロケ当日に「犬は入れません」となると、すごく大変なんです…。

今こそ能登へ行こう!輪島編。番組の裏側をご紹介

訪れたのは、令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市。今回は「輪島の人たちの生の声や雰囲気をしっかり伝える」ことで、奥能登まで足を運びたくなるような番組作りを意識しました。

出張輪島朝市、輪島工房長屋、總持寺そうじじ祖院と商店街を一日かけて回りました。

これはあいちゃんも言ってたんですが、「ワン!!ダフルジャーニー」の魅力は、広報番組っぽくない"ゆる〜い"雰囲気だと思っていて。実際に「えっ!これって県の番組やったん?」って驚かれることがよくあります。

それも、はなちゃんとあいちゃんのおかげ。ふたりがいることで場の空気が和らいで、インタビューの雰囲気も柔らかくなるんです。きっとこのゆる〜い感じが、見ている人たちにも伝わっているんですよね。


地域のリアルな声が聞けるのも番組制作の醍醐味!

ここからちょっとマジメな話。じつはロケ現場は、次の番組作りのための情報収集の場だったりもします。たとえば「はなちゃんはこういう人と絡むとに元気になるな」とか「これくらいの撮影時間だと疲れちゃうんだな」とか、そういうことをいつも観察しています。

はなちゃんはブロッコリーと猫が大好き。ちょっと集中力が欠けてくると、みんなで「ブロッコリー!」とか「猫〜!」って叫んでます(笑)

テレビ番組って、視聴者の声を直接聞ける機会が少なくて。そんな中で、ロケ先で「はなちゃん知ってる!」なんて声をかけてもらえると、すごくうれしい気持ちになります。もし、街中で見かけたらぜひ声をかけてくださいね!

これまではテレビの視聴率などの数字で評価されることが多かった番組制作。TVerでの配信が始まってからは、再生数やお気に入り登録の数が見えるようになって、その数が増えていくたびにやりがいを感じています。

今回のロケでとくに印象的だったのは、出張輪島朝市でのひとコマ。最近輪島に戻ってこられた方へのインタビューでした。その方が「ここに来れば誰かに会える。それが楽しみで来るんや」と話していたのが、とても心に残っています。

観光スポットとして知られている輪島の朝市ですが、地域の人たちにとっては大切なコミュニティーの場でもあるんだと改めて実感。こうした人々の温かいつながりを伝えられるのも、番組制作の醍醐味のひとつですね!

そんなこんなでロケは無事終了!はなちゃんがお寺に流れる小川に興味を示して「いつ入っていくのか」ヒヤヒヤする場面もあったけど、終始和やかな雰囲気で、笑い声が絶えない現場でした。

今回、番組の裏側をご紹介した「今こそ能登へ行こう!輪島編(2月15日放送)」は、2025年3月15日(11時59分)まで、⺠放公式テレビ配信サービスTVerにて無料配信中。

石川県に暮らす人だけでなく、全国のみなさんもぜひご覧ください!

【いしかわ ワン!!ダフルジャーニー TVerにて見逃し配信中!】

【ほかにもあるよ!石川県のテレビ広報番組一覧はこちらから】


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