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能登でのトキ放鳥が決定!半世紀ぶりに石川の空へ。

2025年2月の石川県にまつわるトピックから、編集部が独自にピックアップ!

今回は、来年に能登での放鳥が決まったトキのお話をお届けします。

復興のシンボルとして、2026年上半期に放鳥予定!

2025年2月14日、令和8年度の能登地域におけるトキ放鳥が決定しました!

これまで国の特別天然記念物にも指定されるトキの放鳥は佐渡島のみで行われてきましたが、本州最後のトキの生息地だった能登が新たな放鳥地となります。トキが石川・能登の空を舞うのは半世紀ぶり。

じつは石川県とトキのつながりは深く、能登では昭和の初め頃まで空を舞う姿が見られていました。ところが、乱獲などによりその数は激減。1970年に穴水町で保護された最後の1羽が佐渡島に移され、本州からトキが姿を消すことになります。
 
その復活を目指して令和4年度に、能登地域トキ放鳥受入推進協議会が設立!これまでトキが安心して暮らせる環境づくりを目指し、生息環境の整備や餌となる資源の調査、環境教育、イベント開催などを積極的に進めてきました。今回の放鳥が決定したのは、それらの取り組みによって「能登の里山里海がトキの生息に適した自然豊かな環境である」と、国から認められた証でもあるんです。

県としてもこのトキ放鳥は、能登半島地震や能登豪雨からの「創造的復興プラン」の一環として、重要なプロジェクトに位置づけています。令和7年度には放鳥に向けたケージ設置、モニタリング体制の構築、PR動画やロゴマーク制作、記念イベントの開催などを進めていく予定。具体的な放鳥場所については、能登地域トキ放鳥受入推進協議会で検討し、国と協議の上、2025年7月頃を目途に決定します。

石川県の明るい未来に向けて…。
トキが再び能登の空を舞う日が、すぐそこまで来ています!


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